さて、午後もそろそろ掛かる必要があるのだが、テクニカルエンジニアと称するだけに、システム監査やシステムアナリストとは出題の傾向がやや異なる。
システム監査、システムアナリストの午後問題は、時間をかければ解けるものが多い。さすがに30分で「読んで、理解して、考えて、書く」というのは、訓練が必要なのだが、これを2時間とか、翌日まで考えるとかにすると、作文の上手・下手はともかく、なんとか解答らしい方向性は出せるものだ。
が、テクニカルエンジニアの午後には「穴埋め」のようなものとか、技法・手法の「短所」を問うもの、「代案」を求めるものなどがある。午前の問題なら、正解は問題用紙に書いてあるから、それを選べば良いのだが、午後はどこにも書いてない。頭の中になければ、これは考えても出てくるはずがない。
知っていれば解答は簡単、知らないと部分点もない、という問題が(全問それではないが)かなり出題される。実は、この手の試験対策は、まず「知らないものが何かを知ること」で、方法は、とにかく問題に取り組んでみる、ということになるだろう。知らないことが判明したら、テキストや入門書で知識と知識の使い方を補充する。これの繰り返しだ。
英語のレッスンとよく似ているような感じもする。単語と構文をまず憶えて(テキストによるインプット)、ある場面を想定して会話練習をし(問題集で答練)、間違いを修正する(解答と解説を確認)。そういうことだろう。